Parent Mentor of Aichi

 

愛知県の発達障害ペアレント・メンター活動について

 発達障害は脳を中心とする中枢神経系の働きを原因とする障害です。代表的なものとして、広汎性発達障害(自閉症)、高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群・高機能自閉症)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害などがあります。 発達障害といっても状態像は多様です。また、同じ診断名でも、子どもの個性や、発達の状況や年齢、置かれた環境などによって目に見える症状は異なります。

 発達障害の支援については幼少期からの子育てを担う家族への支援が不可欠です。ペアレント・メンターによる支援活動もその家族支援活動の一つです。

ペアレント・メンターとは

 自閉症など発達障害のある子どもを育てる先輩の親で、親の相談役となる人のことです。同じような子どもを育ててきた経験や知識や地 域の情報を生かして相談相手や地域機関との連携役になります。日本自閉症協会が2005年度から養成を続け現在は自治体がその役割を担い始めるようになりました。

 相談技術の基礎、実技、国の施策などを体系的に学ぶ養成講座が実施され、修了後は専門機関のバックアップを得ながら親の会や支援団体などをベース に活躍しています。厚生労働省はペアレント・メンターの養成を今後の発達障害 支援推進策の一つに明記し、相談技術をもった家族は大事な資源と位置づけています。


愛知県では、2005年に最初のペアレント・メンター養成研修が開催されて以来、県内の発達障害支援に携わる4団体(あいちLD親の会かたつむり、愛知県自閉症協会・つぼみの会、アスペ・エルデの会、えじそんくらぶなごや親の会)の会員を中心に、多くの親の会などに所属する親たちが研修を受け、メンターとして活動しています。

発達障害とは

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